レインボー・フォールズ





ハワイ島観光の定番スポット、レインボー・フォールズ。ヒロの町から車で約10分ほどの所に位置しているワイルク川州立公園(Wailuku River State Park)内にあります。

このレインボー・フォールズは、ハワイ語でワイアヌエヌエといいます。ワイアヌエヌエとは”水にかかる虹”を意味していて、その名の通り虹がかかることで有名な美しい滝です。陽の光が差すと滝の水しぶきに日差しが反射して虹がかかることから、この名前がついたのだそう。

この滝は、ヒロの西端にあるハワイ島最長のワイルク川にかかっていて落差は24m。一見小さな滝に見えますが、水量は多く滝壺は直径30mもあります。乾季と雨季で水量に大きな差がありますが、水量が最大になる雨季は滝壺も激流となります。ワイルクの「ワイルク」はハワイ語で、“破壊する”という意味がありますが、雨季の滝の勢いは名前の通りの激しさです。







レインボー・フォールズの伝説


レインボー・フォールズには古くからの神話があります。滝の後ろにある大きな溶岩洞窟には、半神半人マウイの母親である女神・ヒナが住んでいました。そのヒナの生活を邪魔するのがワイルク川にいる巨大なトカゲ、モ・オ・クナ。岩や丸太を落として時々川を氾濫させてヒナを困らせていました。ある夜、モ・オ・クナがヒナを溺れさせようとかなり大きな岩を落とすと、川がせき止められ洞窟の中は氾濫してしまいました。危険を感じたヒナが息子であるマウイに助けを求めると、マウイはカヌーに乗ってたった2かきでマウイ島からハワイ島へ来ました。そしてワイルク川の河口でせき止められた岩の周辺に水路を作り、ワイルク川に水の流れを戻したのです。その後上流に向かったマウイは、川の流れを妨げていた巨大な岩を破壊しました。これを見たモ・オ・クナは逃げ出し、隠れてしまいました。そこでマウイは火山の女神ペレを呼び、溶岩を川に流して沸騰させモ・オ・クナを川から追い出すよう頼みました。その結果、川から出たモ・オ・クナはレインボー・フォールズの上でマウイと戦うことになり、そこから落下し命を落としました。

このワイルク川の伝説の舞台、レインボー・フォールズの上流へ行く道は「虹に続く道」とも呼ばれています。階段などを利用し簡単に行くことができます。





虹はいつでも見られる?


レインボー・フォールズというネーミングのため、常に虹がかかっているようなイメージですが、いつでも虹が見えるというわけではありません。虹がかかるかどうかは水量にも影響されるため、水量が少ない乾期は虹が出にくくなります。

虹を見たいなら水量が多い時期で晴れた日の午前中、それも早めの時間に行くとよいでしょう。滝に向かって太陽の光がさしている時が虹を見る絶好のチャンスです。滝にかかる虹はとても美しく神秘的です。

 



ペエペエ滝とボイリング・ポット


レインボー・フォールズから1マイルほど上ると、ペエペエ滝とボイリング・ポットという池があります。こちらも見どころで、ワイルク川州立公園の景勝地のひとつとなっています。大雨などで川が増水すると、滝の水が落ちてくる時に無数の泡ができます。この泡がまるで水が沸騰しているかのように見えるのでこのように呼ばれているのだそうです。神話にあるモ・オ・クナが最後に隠れた場所というのが実はこのボイリング・ポットなのだということも興味をそそられますね。

ヒロの町を観光される際は、レインボー・フォールズだけでなくぜひペエペエ滝とボイリング・ポットにもお立ち寄りください。

 



このレインボー・フォールズ、虹が見られなくても十分行く価値があります。圧巻の大きなバニアンツリーに、マンゴーやライチの木々などトロピカルな植物もたくさんあります。これらの豊かな自然を散策するだけでもとっても楽しいです。駐車場からすぐの場所に滝があるのでアクセスも便利なレインボー・フォールズ。あらゆる世代が一堂に会して気軽に楽しめる、お勧めの観光スポットです。


 

レインボー・フォールズ(Rainbow Falls)
住所:40 Rainbow Dr, Hilo,
電話: 808-587-0320