ハワイ島キラウエア火山噴火について
~観光・飛行機への影響は?~


2018年6月18日

*マウナラニ・ポイント – 2018年5月21日の様子


ハワイ島での噴火につきまして、旅行をご計画の方は、行っても大丈夫なのか心配されていることと思います。実際、キャンセルをされる方もいらっしゃいますし、予約を迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。ですが、噴火の影響はごく一部の地域のみです。




今回、火山の噴火活動および溶岩が流出しているのは、キラウエア火山東側の山腹、東リフトゾーン沿いです。リフトゾーンとは、山体の緩やかな火山に見られる細長い割れ目の地形のことで、この地帯に沿って噴火が起っています。避難勧告が出ているなど噴火の影響が出ている地域はハワイ島東部、ブナ地区(カポホ~カラパナ地域)のレイラニエステート、ラニプアガーデンエリアなど25平方キロメートルほどのごく一部のエリアのみです。この地域はもともと一般の観光客が訪問するような場所ではなく、コハラ、コナなど観光や宿泊の中心地である西海岸からは約110キロメートル以上離れています。ブナ地区からは最も遠い地区で車でも2時間はかかる距離なので影響はありません。島の東部の中心都市であるヒロに関しても、東リフトゾーンからは32キロメートルは離れており、観光には問題ないとされています。



《観光への影響》


*コナ国際空港


ハワイ島コナ国際空港およびヒロ国際空港の閉鎖や、フライトのキャンセルなどもありません。2018年6月現時点では、全て通常通り運航しており、旅行への影響はないと言ってよいでしょう。オプショナルツアーやアクティビティは一部を除き催行されています(※各ツアーの催行状況については、直接ツアー会社へ確認してください)。2018年5月11日よりキラウエア火山国立公園が閉鎖されているため、現在、キラウエア火山の火口見学やキラウエア火口の飛行機ツアーは中止されています。太平洋に溶岩が流れ落ちる様を見学できるカラパナ・オーシャン・エントリーも閉鎖されています。ですが、ハワイ島はキラウエア火山だけが観光スポットではありません!ほかにも豊かな自然やビーチ、マウナケアの満天の星空観測など、さまざまなアクティビティを楽しむことができます。






《大気や人体への影響》


有害物質による大気への影響はないとの情報です。ただ、溶岩が流出している場所付近に限っては二酸化硫黄(亜硫酸ガス)等の有害物質に汚染されている可能性があるため、専門家によって監視が続けられています。活火山がある島ではヴォグ(VOG)と呼ばれる火山霧がしばしば発生しますが(ハワイ島に限りません)、その地域で雨が降った時に発生するのが酸性雨。心配なさるかもしれませんが、環境保護庁によると、酸性雨の中を歩くのと通常の雨の中を歩くのでは、ほぼ変わりがないとのことです。また、レイズを懸念している方もいると思います。レイズとは、溶岩煙霧 (lava haze) の造語で、溶岩が海に到達した時に熱い溶岩によって海水が沸騰→蒸発し発生する白い煙霧です。これは塩酸を含んだ有害物質ですが、影響は局地的で発生地近くの地域にのみ見られる現象です。他の地域に流れるものではありませんので、その場所に近づかない限り人体への影響はありません。なお、ハワイ州観光局による「キラウエア火山噴火に関する最新情報」のページにて、米国環境保護庁による大気状況を確認できるインタラクティブサイト情報が紹介されており、最新情報が確認できます。






「ハワイ諸島へのご旅行は安全です」


*マウナラニ・ポイント – 2018年6月12日の様子


ハワイ州知事デービッド・イゲは、2018年5月25日に世界に向けて安全宣言を発表しています。「私達のチームでは、科学者、地質学者、気象学者および健康分野各々の専門家が常時監視を行ない、その活動をアメリカ合衆国連邦政府、ハワイ州政府および各市郡自治体の緊急対策部門と警察が一丸となって24時間体制でサポートしております。彼らは、キラウエア火山の活動を継続的に注意深く調査しており、明確で慎重なアドバイスを提供することで公共の安全と情報開示を図っております。」

「専門家によると避難勧告地域外での火山噴火による危険及び、津波の可能性もありません。大気の状態も精密に調査され、火山活動が見られる地域内のみ注意が必要です。」 「ハワイへご旅行される皆様におかれましては、ハワイ島以外のオアフ島、マウイ島、モロカイ島、ラナイ島、およびカウアイ島では火山活動の影響は皆無であり、ハワイの美しい島々の魅力をご期待通り存分に楽しんでいただけますので、安心してご旅行の計画をなさってください。」

また、イエローストーン火山観測所・火山ハザードプログラムの副責任である科学者ウェンディ・ストーボル博士も、以下のような発表をしています。 「火山噴火によってハワイ島への訪問を取りやめる必要はございません。火山活動による影響は、ハワイ島東端のごく一部の限られた地域のみで起こっている事であり、美しいビーチや余暇を楽しむためにハワイ島を訪れることにはまったく影響はありませんのでご安心ください。」






安心してハワイ島にお越しください


*マウナラニ・ポイントから見た景色 – 2018年6月14日の様子


キラウエア火山は、過去35年間に渡り噴火し続けている最も活発な火山の一つ。地元の人の感覚からすると、キラウエアはいつも噴火しているような状況なので珍しいことではありません。ハワイ州全体を通して、ホテルやレストラン等通常通り営業しています。これまで通りの美しい風景やアロハスピリッツにあふれた人々が、皆様のお越しをお待ちしています。クラシック・リゾート英語サイトのFacebookにて、2018年6月16日に撮影したマウナラニ・ポイントからの景色を動画にてご覧いただけます。


*最新情報を得るには下記サイトを参考にしてください

  • ハワイ州観光局からのお知らせ: www.allhawaii.jp/htjnews/3009/
    キラウエア火山噴火に関する最新情報、ハワイ島内空港の開港状況、ハワイ島宿泊施設やアクティビティなどの営業状況などが随時更新されています。
  • ハワイ火山国立公園(英語): www.nps.gov/havo/planyourvisit/lava2.htm
  • 噴火被害地図インタラクティブマップ(英語): https://goo.gl/i7RbrB